Katsuyam
Construction
Co., Ltd.
語り
Interview
古民家で
火を囲み過ごす
Good time place

古民家再生や古材利用を得意とする勝山建設とDWELLの川畑健一郎氏が提案する、住まいと暮らしの楽しみ方「GOOD-TIME PLACE」。
囲炉裏文化を現代解釈していきながらこれからの暮らしについて考えていきます。

半外
空間
p:DWELL
靴のまま
過ごせる場所。

「Good time place」(グッドタイムプレイス)は、川畑健一郎氏が自宅のデッキの下に作った、雨や風を気にせず食事や団らんが楽しめる屋外用の「半外空間」に付けられた名称です。屋根付きのアウトドアキッチンとダイニングセットを備え、家の中と外をつなぐ場所として、家族や友人とのくつろぎの時間を提供する空間を指します。

小笹
今日は鹿児島から川畑さんをお招きしました。まずは乾杯から
川畑
よろしくお願いします。
経歴について
小笹
ご経歴を教えていただけますか?
川畑
大学を出た後、2年ほど家具づくりを学びました。その後、先輩と「LANDSCAPE PRODUCTS」という家具ブランドを立ち上げ、長く家具をつくってきました。でも、だんだん「家具だけではなく暮らし全体を考えたい」と思うようになって。
ちょうどその時に鹿児島の工務店「シンケン」の社長と出会い、「一緒にやらないか」と声をかけてもらいました。そこで6年間、家具が収まる“箱=住まい”について学びました。
暮らしの提案「GOOD TIMING PLACE」
小笹
最近取り組まれている「GOOD TIMING PLACE」とはどんなものですか?
川畑
一言でいうと「気を遣わず集まれる場所」です。靴を脱がずに行き来できる、内でも外でもない空間。外にキッチンやトイレを置いて、家の中に入らなくても済むようにしています。
僕自身、365日ここで食事をしていますし、友人やお客さんとも自然に交流できる。実際、スイスからカップルが訪ねてきて、一緒に食事をしたこともあります。
小笹
家よりも「場」が中心なんですね。
川畑
そうなんです。家は寝る・お風呂・トイレがあれば十分。むしろ暮らしの中心は人が集まれる外的な場にあると思っています。
日本の暮らし文化について
小笹
古民家再生に取り組む中で感じるのですが、日本人は火を囲む文化を大事にしてきましたよね。
川畑
まさにそう思います。昔は三世代が囲炉裏を囲んで食事をして、団結力が生まれていました。農業のためにも人数が必要でしたから。火を見ると落ち着くのは、DNAに刻まれているんじゃないでしょうか。
「DWELLNESS(ドゥウェルネス)」という考え方
小笹
最近「ウェルネス」という言葉を発信されていますよね。
川畑
「Dwell=暮らす」と「Wellness=健康」を掛け合わせて「DWELLNESS」と名づけました。薪づくりや家庭菜園など、暮らしそのものが体を動かすことにつながる。ジムで消費する労力ではなく、暮らしの中で循環する労力が健康を支えるんです。
例えば薪を割って、それを乾かし、冬に燃やしてお風呂に入る。体を使って労力をかけるけれど、その循環が暮らしを豊かにし、同時に健康にもなる。そんな暮らし方を伝えたいと思っています。
Movie
20 minutes
勝山建設 代表取締役社長
小笹 勇Isamu Ozasa

4人兄弟の四男として生まれ、父親の仕事の関係で京都、兵庫、石川を移住し、大学では建築を学ぶ。ハウスメーカーに就職し、松本支店で妻・香織と知り合い結婚。伝統建築や古民家再生の仕事に面白さを感じて妻の実家・勝山建設に入社。2015年、代表取締役社長を後継。

DWELL
川畑健一郎Kenichiro Kawabata

家具の製作から住宅・店舗などのデザイン企画まで、暮らしにまつわることを提案する「DWELL」を主宰。外と室内を繋ぐテラスなどの半外空間を「GOOD-TIME PLACE」と暮らしと健康「dwellness」称し、その心地良さや施工事例をInstagramで発信する。