2012.01.28
勝山建設の仕事 vol.16 (信濃毎日新聞掲載)
工場生産にこだわらない理由
現在の住宅建築はコストや時間の面で、プレカットされた木材を使用し、金物で固定するといった工法が主流となっています。当社では、あえて大工さんによる手刻みにこだわり、木の良さを生かすことを考えています。
機械に頼るのではなく、手刻みをすることには理由があります。
強度に優れた丸太梁や、伝統あるほぞ組(追っ掛け大栓継ぎ等)は機械では造ることができません。
プレカットと比較しても多少のお金や手間ひまはかかりますが、一軒一軒が異なる個性を持った、命ある家に仕上がります。知恵と経験が凝縮された、匠の技による伝統工法で、この先何世代にもわたって愛される住まいにしたいと考えています。
(信濃毎日新聞2009年9月16日掲載)