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古民家再生

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日本の木造建築の魅力

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古民家に暮らす

古民家のお話

落ち着きのある風合い、丁寧な手仕事の跡、機械加工ではできないゆらぎ、現代では手に入りづらい部材。土地の風土になじむ古民家や古材の魅力は尽きません。私たちはそれを残したい、活用したい人に向け、高い技術で対応しています。

先ずは相談
古民家調査

今ある古民家を残せるのか、それとも解体すべきかの判断には専門的な知識と経験が必要です。私たちは建物が移築や再生可能な状態にあるか、あるいは柱や梁などの古材が再生できる強度をもっているかなど、耐久性や材料としての価値を判断し、その後の利用の相談に応じています。文化財の保存・活用に向けての調査も可能です。

残し、繋ぐ
現地再生

古民家を建ったままの状態で修復する現地再生。今では使いづらい間取りや空間構成、デザインを現代のライフスタイルに合った形にすることもでき、大型古民家の減築や大幅な間取りの変更も可能です。建物を解体せず、基礎を交換・修理するために建物全体を持ち上げる揚家(あげや)や横方向に移動する曳家(ひきや)を行うこともあります。

新たな地で蘇る
移築再生

建物を全解体し、別の場所に運搬して再生する移築再生。大工は解体しながら昔の民家の木組みを読み取り、腐っていたり強度に問題がある部材を新材に取り替えて組み直します。これにより、住まなくなった古民家も、住みたい方が希望する場所で受け継がれていきます。

構造として使う
古材再生

傷みが激しかったり、敷地の制限などで建物が一部しか残せない場合に、解体した古民家の柱や梁を新築建物の構造材の一部として使う古材再生。全てを残せないから全て捨ててしまうのではなく、一部を残していく手法です。

デザインとして使う
古材利用

空間デザインの幅を広げる天井の化粧梁など、古材を意匠として利用することも可能です。また、古材をテーブルや椅子、収納家具などのインテリアに変化させることもでき、先祖代々受け継がれてきた思い入れのある建物の維持が困難になった場合も形を変えて残せます。

施工実績

charm 日本の木造建築の魅力

森林資源が豊富で、良質な木材が手に入る日本。そのなかで、木造建築の技術は文明や文化の進歩とともに高度に発展してきました。近年の住宅はさまざまなデザインや構造のものが見られますが、日本特有の気候に適し、耐久性や美しさも併せもつ木造建築の魅力を今一度見直してみませんか。

地域の気候
風土に
逆らわない家。

信州の木は厳しい寒さにより冬の成長速度が遅いため、木目が詰まっており、積雪の重みにも耐えることから耐久性に優れています。このように地域の自然環境で育った木は土地の気候風土に順応しているため、構造材に適しています。また、日本は四季を通した暮らし方が基本であり、深く張り出した庇や軒が夏の強い日差しをさえぎり、冬の低い日光を部屋の奥まで取り入れます。さらに、深い軒や外壁の板張り、下家(げや)は雨や風雪から家を守ります。そして、奥行きがありつつ風通しがよい構えも日本建築の特徴。素材自体も自然界にあるものを生かしているため、再利用が可能です。このように日本人が長い歴史のなかで自然と向き合い、逆らわずに創意工夫を重ねてたどりついた暮らしの器が日本の木造建築です。

日本建築の
力強さや
美意識。

吟味された良材、巧妙な伝統技術を駆使してつくる日本の民家は100年を超えて残っているものもあり、力強さと安心感があります。また、釘を使わず木組みのみでつくられた木造建築は柔軟で粘り強く、たとえ変形したとしても倒壊しにくいしなやかさも併せもちます。そして、雪の重みにより根が湾曲した強度のある木材を現しの梁にするなど、木組みの美しさは住まいの装飾性とたくましさを増し、欄間や襖の装飾などの意匠は空間に上品さと伝統の趣をプラスします。さらに、茶室障子におけるバランスなど、釣り合いの美もまた日本建築の魅力。間取りはシンプルで、障子や襖でつながる空間は状況に応じた変化ができるため、自由な開放感もまた日本建築の魅力です。

先人の
匠の技や風土に
遊びこころ。

気配を感じさせながらも心地よく光を取り込む格子や、プライバシーを守る塀。住み手に安心感と落ち着きを与える建物の工夫は、先人たちの知恵と技術によるものです。また、和室と板の間との段差や框(かまち)は空間の秩序を生み出し、奥座敷や客間はさらに一段高くするなど、あえて段差をつけることでおもてなしを表現するのも日本特有の文化。それを伝える一つひとつの手仕事からは、職人の魂や息吹を感じます。さらに、日本人は自然を愛でる心を大事にするため、室内にいながらにして自然の風景を借景として取り入れたり、縁側を設けることで内と外をゆるやかにつなげるといった工夫も見られます。先人たちの技術はそうした洒脱さと安らぎを与えるとともに、からくり屋敷などは卓越した建築技術から生まれる乙な楽しさが溢れています。

living 古民家に暮らす

素材や空間の魅力を生かし、さらに現代の快適性を加えた古民家暮らし。日本人の生活に根差し、住み継いできた先人の文化を受け継ぎつつ、こだわりのライフスタイルを楽しむことができます。

どこか懐かしさを
大切にする。

昔ながらの落ち着きや趣がある古民家での暮らしは、先代から受け継がれてきた愛着のある家を次の世代に残せる素晴らしさがあります。また、建物自体は残せなくても、古材は構造材や家具などに再利用でき、たとえ新築であっても古材を使った住まいはどこか懐かしさを感じさせます。

確かな価値ある
古材を生かす。

歴史を感じる柱や梁など、古材には独特の美しさと堅牢性があります。また、古材はもともとしっかりと乾燥しているため狂いが出ず、材料としての安定感があります。古民家には今では貴重な木材が使われていることも少なくなく、コスト面でも価値のある住宅を手に入れることができます。

明るく広い快適な
空間を作る。

高い天井など広い空間を生かせるのも古民家の魅力です。加えて、断熱性能を高めることで、四季を通して快適な暮らしが可能。それにより家族の団らんが生まれ、かつては寒かった土間も半屋外の作業スペースとして活用できるなど、豊かな室内空間の広がりも感じることができます。

施工実績