2012.02.01
伝統工法や古民家再生の技術生かす(新建新聞掲載)
伝統工法の家づくりや、古民家の再生に取り組む勝山建設は、木材の調達も含めた住宅構造木材の伝統的な継手仕口を「手刻み加工による」代行請け負いを開始した。古材の展示・ストックや加工を行う「古材の館」を同社近くの大正道沿いに整備。広い屋内スペースで、手刻み加工する工房が完成したことから、新たな取り組みを始めた。
金物を最小限に抑えた伝統木組みの構法や、古材を活用した手刻み加工など長年培った技術を生かし、「角材だけでなく丸太や変木の加工はもとより、古材ストックなどからの少数単位加工も請け負う」と言う。
また、プレカットが主流となり都市部などで、施主の「木組みあらわしの古民家のような空間」の要望への対応などが難しい工務店や設計事務所には、建て前までの一括請負いも対応していきたいと、説明する。
(新建新聞 2011年11月15日 掲載)