2010.09.20
古民家暮らし体験
先日、長野県飯田にある大平宿で古民家暮らし体験をしてきました。
大平宿は、昭和45年に集団移住した無住の里で、今はボランティア活動によって残されている里です。
ガスも電気も無いので、まず最初にやることは、囲炉裏に火を起こすことからです。
古民家体験なので、ライターは使わず、火打ち石を使って火をつけました。
これがなかなか難しいんですよ。
本当火がついた時は、皆で大喜びです。
火がついただけなのに・・・・。
ただ、ここ大平宿では、金より火が大事な所なんです。
火が無ければ、ご飯は作れないし、お風呂も入れないんです。
生きていけないんですよ。
昔は火は生命の源と捉えられていました。
「ハウルの動く城」で火が絶えると城が無くなるという話も、少し納得しました。
何はともあれ、この火があることで、釜戸で炊いたご飯や囲炉裏で作った鍋が食べられるんです。
最高に美味かったですよ。
マイホームに囲炉裏と釜戸は絶対に造りたいですね。
ツ?
さて、民家の勉強です。
殆どが明治から大正・昭和初期の建物です。
大平宿の建物は、屋根は板葺の置き石屋根(板が飛ばないように石で押さえてあるんです。)で、勾配も緩く、軒の出も深く、本当バランスの良い落ち着いた外観でした。
昔の造りをもっと見習わなければいけないな。
昼間は建物の改修や環境整備を行いながら、民家の造りを学びました。
作業も終わり、疲れた体を、薪風呂が癒してくれました。初めて入りましたが芯まで温まりますよ。
夜は囲炉裏を囲んで朗読会。
ツ?
2泊3日古代にタイムスリップして、昔は当たり前にしていた生活も、今となれば優雅で贅沢な生活をさせてもらいました。
大平宿は、誰でも泊れるので、また、家族や友達と行きたいです。