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2011.02.16

手バラシ解体で後世に残る古民家再生

現在、勝山建設では、長野県中野市にて築100年の古民家を解体作業中です。

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小屋組みが立派なこの古民家の材料を再利用するため、機械で一気に壊すことはせず、一本一本丁寧に手バラシしていきます。

この時に、大事なほぞを壊さないように慎重に作業し、狂いの多い材料や腐った材料を差し替えます。

また、バラす際には再度組み直せるよう材料に番付けをします。

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お施主様は現在別棟にお住まいですが、子供の頃から育ったこの家に強い思い入れをお持ちで、老後もこの家で住み続けたいという希望があります。

古民家再生とは単に伝統建築を保存するだけでなく、家族の歴史も引き継がれていく大切な作業なのです。

このように大切な古民家を次代に引き継いでいけるような仕事に今後も取り組んでまいりたいと思います。