2011.02.26
民家調査 信州新町にてvol.1
長野市信州新町にて、中村さんの古民家を信州民家の会で調査させて頂きました。
中村さんは、2月5日6日の小川村イベントにご参加して頂いたお客様です。
中村さんのご友人も2人来て頂き、昔の状況を細かく教えて頂きました。
やはり、民家調査は、地元の方に聞くのが一番ですね。
養蚕はされていたと聞きましたが、2階建てに改築されていないところから明治以前の建物と考えられます。
(明治以降、養蚕を増やすために2階建ての民家に改築される方が多かったため。)
外見は、茅葺きにトタンが葺かれている良く見られる古民家ですが、中に入るとビックリ、当時のまま、残されていました。
ツ?くぐり戸がそのまま残っています。馬を通す際は、戸を全開に使用したそうです。
おかき場(冬の麻造りの部屋)
うまやとみずや
囲炉裏
ツ?
中村さんは、この古民家を出来る限りそのままの状態で残したいとおっしゃっていました。
自分の育ったふるさとを残したい。町から出て行った人が戻ってきた時に、この町の風景を残しておきたい。
憩いの場にしたい。そうおっしゃていました。
信州民家の会としても、中村さんの想いを実現させてあげたいと思いました。