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2011.06.20

信州民家の会 信州スタイル第四弾 『軽井沢を路上観察』vol.1

信州民家の会(=NPO法人 日本民家再生協会)では6月18日(土)、長野県軽井沢にて『軽井沢を路上観察』を行いました。

今回は同協会の日本建築研鑽会との合同企画ともあり、建築に携わる方も多く参加され、建築学的な視点で路上観察される方が多く、沢山勉強させてもらいました。

また、軽井沢別荘建築保存活動を行われておられる軽井沢ナショナルトラスト会長の中島松樹さんに協力して頂き、案内をして頂きました。

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ユニオンチャーチ:明治30年設立・大正7年のヴォーリーズ設計により改築された建物です。

軽井沢にはヴォーリーズ建築が沢山残されています。

この中で、中島さんより、軽井沢の歴史と文化をお話し頂きました。

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さて、軽井沢の歴史を教わった上での路上観察です。

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新緑が素晴らしい時期でした。

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室生犀星の別荘:昭和6年建築・洋風建築の多い軽井沢には珍しい和風建築です。

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湿気の多い軽井沢は、苔がまた素晴らしい。

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ヴォーリーズ建築の個人別荘

この別荘の持主の方は、ヴォーリーズ建築が壊されると情報を聞き、何とか残していきたいという希望で購入されたそうです。

まだ、住んでおらず、修復もしなければいけない状況でした。何とか協会でも協力出来ればと思いました。

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ドカンの煙突が可愛らしい。

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ショー記念礼拝堂:「軽井沢開発の父」カナダ・トロントうまれで英国聖公会宣教師A・Cショーゆかりの軽井沢最古の教会。

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ショーハウス:軽井沢宿の古い旅籠(はたご)を買い取って、この古材を使って建てられたそうです。

軽井沢で一番古い別荘が、古い旅籠の古材利用の建物と知り、材料不足もあったとはいえ、良い物を残す考えは今も昔も変わらないと感じました。

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吉村順三別荘:小さな森の家 軽井沢山荘

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新緑のこの時期に、2階から見る風景は素晴らしいでしょうね。

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個人的にも好きな建築家の吉村順三さんの別荘が見られて満足でした。

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このようなオリジナルの柵が、色々な所で見られました。

最後には、軽井沢最古の洋風ホテル 万平ホテルでお茶とケーキを頂き、路上観察を終了しました。

小雨と霧の中での路上観察でしたが、軽井沢ではこの天候が当り前だそうで、普段からの軽井沢を観察でき、大変優雅な気持ちになれた一日でした。

軽井沢が何故別荘地になったのか、

避暑地はもちろん、下を見ても見上げても、苔や広葉樹の緑あふれる風景に心が癒されるからかも。